
シャンプーを何度も変えてみたり、食生活も見直しているのに、睡眠もちゃんととっているのに、抜け毛が止まらない、頭皮がベタつく、薄毛が一向に改善しない、髪がキシキシするなんてことはありませんか?
やっていることはどれも間違いではありません。しかし、それでも一向に改善されないのは何故でしょう?
もしかすると、あなたは見落としているのかもしれません。なにげなく毎日使っている水道水が原因になっているかもしれないのです……
今回の記事では、頭皮や髪の状態を気にしている人は、水道水をけして甘くみてはいけない理由と対策を説明していきます。
ありえないほど塩素を浴びている


仕事が終わり自宅に帰ってきたら、家族の夕飯の準備をはじめ料理をつくる。その後、片付けを済ませ一息つける空間がお風呂での入浴。1日の中で最も癒される場所だといっても過言ではありません。
そんな空間の中で、髪のタンパク質を毎日酸化させているとしたら、あなたらなどう思いますか?
もし、何も対策をとっていないのであれば、極めて高い確率で頭皮や髪を傷つけている恐れがあります。なぜなら、入浴によって毛穴なが開ききっている状態のところへ、残留塩素が浸透しているからです。
その残留塩素のどこが問題なのかと、あなたは思っているかもしれません。日本の水は世界でも評価が高く、安心できると言われている。
そのどこに問題があるのかと………
確かに、水道水を飲むうえでは身体にたいする害はないと言われています。しかし、経口吸収と経皮吸収では状況が変わってきます。つまり、口から入るのと、頭皮から入るのでは捉え方が変わるのです。
理由は、備わっている仕組みの機能が違うからです。たとえば、口から入った場合、胃や十二指腸といった組織、その周りにいる細胞たちがすぐさま分解や処理に動き出します。身体の中でも優れた機能を持っています。
一方、頭皮の周りにいる細胞たちはそこまで優れた機能を持っていません。生命維持の観点からすれば、どうしても避けれない現象なのです。つまり、そもそものスペックやバリア機能が違うわけです。
だからこそ、残留塩素は無視することができません。何年もほったらかしを決め込んでシャワーを浴びていれば、頭皮にいる常在菌が殺菌されてしまいその結果で起こる、
- 頭皮の皮脂膜の乱れ
- 頭皮の臭い
- 頭皮のベタつき
- 頭皮の痒み
- 頭皮の乾燥
- 頭皮の酸化
- 頭皮の弱酸性の悪化
- 頭皮の保水力低下
- 頭皮の保湿力低下
などがあります。なぜなら、塩素はとてつもなく酸化力が強いからです。
それでも塩素はワケあって使われている
酸化力の強い塩素は、タンパク質を破壊するだけでなく頭皮の細胞も破壊します。なぜなら、細胞というのはタンパク質からできているからです。そしてこの破壊工作は塩素の性質でもあります。
つまり、塩素と細胞が接触してしまえば、タンパク質の破壊は免れないということです。
その為、髪が育ってくる以前に細胞とタンパク質が大ダメージを受けていれば、髪の成長にとっても影響があると言わざる終えません。それだけではなく、塩素は髪のキューティクルさえも傷つけてしまいます。
あなたも経験したことはありませんか?
シャンプーは意識して選んで使っているのに、髪がやたらときしむなんてことが………
それは残留塩素の影響を強く受けているのです。しかし、塩素の殺菌力はもはや無くてはならない存在です。
もし、水道水に塩素が使われていなければ、僕もあなたも動物の糞便やまたはヒトの糞便によって、汚染された水を使用しなければいけないかもしれません。





たとえば、こんな有名な話があります。
1850年頃にロンドンで 1 万人以上が死亡するコレラの大流行が発生しました。原因はコレラ菌で汚染された水道水を媒介したものでありました。
当時は、コレラ菌そのものが発見される前(コレラ菌の発見は1854年)でしたが、近代疫学のパイオニアであるジョン・スノーが、汚染された水道に存在するある因子を摂取することで病気になることを提唱し、その水道からの給水を止めたところ、コレラの流行も止まったという話です。
実際、今でも世界的に少なくとも約20億人が安全な水を使用することができず、汚染された飲料水源を使用しています。
つまり、塩素は水を消毒するために使われています。もし、塩素を除去してしまうと水道水も、腐りやすくなってしまい汚染されてしまうわけです。
汚染された水は、下痢、コレラ、赤痢、腸チフス、ポリオなどの病気を感染させる可能性があります。もし、汚染された飲料水を飲むような事態になれば、毎年485.000人の下痢による死亡を引き起こすと推定されているほどです。
そのようなことを避ける為に残留塩素が残っているわけです。なぜなら、残留塩素の目的は、浄水場で浄化・消毒した水が各家庭に給水されるまでに、病原性微生物によって汚染されるのを防ぐために加えられているからです。
日本の水道水は世界トップクラスなのに…


アジアで日本と同じように、水道水を安全に飲むことができる国は1つしかありません。その国はアラブ首長国連邦(UAE)です。アジアであれば日本は間違いなくNo1かNo2の国であり、世界的にみてもトップクラスの国です。
もし、不安があるなら一度調べてみてください。
それなのに、日本の水道水の塩素濃度は世界一高いという意見や、消毒の基準が厳しく塩素濃度が高いという意見を見かけます。しかし、このような意見は大きな間違いです。
まず、塩素濃度を参考するにあたって外せないのは、WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインによるものでしょう。世界のほとんどの国が、このガイドラインをベースとしています。
またいうまでもなく、WHOの説明はいらないと思いますから割愛します。
WHOでは、塩素のガイドライン値は5mg/Lとされています。このガイドライン値は、生涯にわたり水を飲んでも人の健康に影響が生じない濃度を表しています。
一方、日本はというと東京都水道局では、残留塩素濃度を水道法で定められている0.1mg/L以上、水質管理目標設定項目の目標値である1mg/L以下になっています。
大幅にWHOが決めている基準値を下回っているわけです。
あえて東京都ではとなっているのは、都道府県によって残留塩素濃度が少なからず変わるからです。
これは東京都だけでなく日本全国で同様なことが言えます。
また日本では、各都道府県が水道水の蛇口からでた時点で、1リットルあたりの残留塩素濃度を独自に定めています。
東京都であれば「おいしさに関する水質目標」を独自に定め、残留塩素濃度を必要最低限の0.1mg/L以上0.4mg/L以下としいるのです。
この数値は、多くの人が塩素の臭いを嗅ぎ分けることができないとされています。
しかし、日本では結合残留塩素の上限の規制はない、と聞いたこともあると思います。確かに上限の規制はありませんが、水質管理目標設定項目において、臭いの観点から目標値として1mg/L以下としているのです。
これはWHOの5mg/Lとされている基準値をよりも、遥かに厳しい数値です。だからこそ、日本の水道水は安全とされていますし、飲むことができるのです。
もし、上限の規制がないからといって好き放題やっていれば、必然と臭いもきつくなります。そんな水がはたして安全な水だとあなたは思いますか?
最初にもお伝えしていますが、日本の塩素濃度は極めて低いのです。事実、毎年のように水が安全で綺麗だといわれるオーストリアと比べると、オーストリアでは1リットルあたり0.5mg/L~1.5mg/Lの範囲なのです。
また、日本よりも水質基準項目の種類が多く、厳格だといわれるアメリカと比べてみても、アメリカの米国環境保護庁(EPA)は1リットルあたり0.2mg/L~4mg/L以下です。
加えて、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)でも同様の数値になっています。ただ、アメリカでは上限が4mgまでと明確にきまっています。
さらに、こちらの日本の国別水道事業研修報告書は、より詳細に書かれていますし17~18ページは参考になると思います。
このようなことからも、日本の塩素濃度が高いということは誤りであり、基準値でみれば極めて低いわけです。
しかし…塩素にはある問題もあります


水道水を消毒するのに、不可欠な塩素でもありますが問題点もあります。それは、発がん性の恐れがある消毒副生成物を生成するということです。
たとえば、ろ過された水の中に、フミン酸やフルボ酸といった土壌などに存在する、腐植物質が混入しているとトリハロメタンといった発がんの恐れがある物質ができます。
それだけではなく、塩素は水道水の有機物質と反応し微量ではありますが、トリハロメタン、ホルムアルデヒド、ジクロロ酢酸、トリクロロ酢酸、ジクロロアセトニトリルなどの消毒副生成物を生じさせてしまうのです。
これらが塩素を使ううえで、一番の懸念だといっても過言ではありません。
とはいえ、日本においては、これらの消毒副生成物についても水道法により水質基準が定められており、生涯にわたり連続して摂取しても健康に影響が生じない水準をもって、基準値が設定されています。
こちらの厚生労働省のPDFに、その基準値が掲載されています。



よってそこまで心配する必要はないわけですが………
そんな中、何故キッチンの塩素除去はされやすいのか?


その動機づけになっているのが、水道水をそのまま飲んだら体に悪いと一般的に認識されているからです。もし、生後およそ3ヶ月~6ヶ月の赤ちゃんがいれば、より一層塩素除去はされやすい傾向にあります。
なぜなら、この年頃の乳児が水道水で使われたものを直に飲めば、胃腸感染のリスクが高まるからです。
いくら厳しく基準値が定められているとしても、我が子を思う気持ちが勝ります。
また、普段から水をおいしく飲みたい、塩素が除去された水で綺麗な氷をつくりたい。その水や氷でハイボールやアイスコーヒーを味わいたいと思っているかもしれません。
そしてそのような水で作られた飲みものは、おいしいと感じるわけです。もっといえば、料理で使う水に拘る、敏感肌で毎日の洗い物が辛い、そんなことを考え使うこともあると思います。
どうしてキッチンの蛇口にたいしては、このように認識されているのか?
それは多くの人は残留塩素が意識的にしろ、無意識的にしろ体に良くないものであると分かっているからです。
ただあえて言っておきます、塩素除去にもデメリットがあります
浄水器は水道水から残留塩素などの不純物を除去することを、目的としたものです。その為長期保存ができなくなります。つまり、浄水中には菌がいませんが、浄水を入れる容器に菌がついていると保存に問題が生じるのです。
たとえば、雑菌などが繁殖する恐れがあるわけです。残留塩素が残っている目的は、水道水が菌などから汚染されないためです。この為、容器に菌がついていたとしても汚染される確率は極めて低くなります。
しかし、浄水器で残量塩素を除去してしまえば、雑菌が繁殖する確率は高まるわけです。また、定期的にカートリッジなどの交換も不可欠です。
新しいときはしっかり除去ができていても、古くなってこればその効果はどんな物でも弱まってきます。そして残留塩素を除去していますので、弱まってきたところへ雑菌が繁殖する恐れがあるかもしれません。
そのような結果を避ける為にも定期的な交換は必須だと言えます。このようなことが、塩素除去をしたときのデメリットです。
とはいえ、デメリットよりもメリットの方が高いと言えます。なぜなら、これまでもお伝えしてきた通り、塩素の酸化力は強力です。鳥や動物の糞便で汚染された水を浄水できるのですから、その強力さはあなたの想像以上だといっても過言ではありません。
また、塩素を使うことによって生じる発がん性物質などの蓄積も、軽視するべきではありません。そのようなリスクは極力避けていくべきなのです。
なぜなら、これらはタンパク質を壊し細胞さえも壊してしまうからです。地肌や体をかさつくのは少なからず、これらの影響を受けているからです。
そしてそれは、毎日シャワーから浴びてる頭皮や髪も一緒なわけです。
シャワーヘッドは頭皮から育つ髪を変える
お風呂は1日でかいた汗や付着したホコリ、汚れを綺麗に洗い落とし疲れ切った体を、次の日に備えて整える場所です。しかしもし、そんな場所でワインと同じ濃度の塩素を頭皮や髪に浴びせているとしたら、あなたならどうしますか?


決してこれは大袈裟なことではありません。
頭皮環境をよくする為に十分に配慮している。シャンプーはしっかり泡立てて、頭皮の地肌を傷つけないように、指の腹で洗うのはあたりまえ。もちろん、シャンプーの品質にだってこだわっている。その後は、シャワーで十分に洗い流している。
このようなことは、言うまでも無く当然のようにあなたはしているでしょう。
それなのになぜか、頭皮はあいかわらずベタつく、痒みがおさまらない、フケの量が減ってくれない、臭いが緩和されない、髪がキシキシする。
もし、このようなことを体感しているとしたら、温められることによって開ききってしまた毛穴から、ワインの濃度と同じぐらいの塩素を数年間に渡り、経皮吸収させていることが影響を与えているのかもしれません。
なぜなら、一般家庭のお風呂の浴槽には約200Lの水が入ります。この浴槽に0.2gの物質が含まれている時の濃度が1mg/Lとされています。
つまりこれは、約200Lの水道水がたまると残留塩素濃度は1mgということです。
そこでこれをシャワーに置き換えてみます。東京都水道局サイトによると、一般的にシャワー3分間で約36L使うとされています。
毎日3分間シャワーを使ったとして、10日間で360Lです。この場合、残留塩素濃度は約1.5mgだといえるわけです。何故なら200Lでは残留塩素濃度は1mgだったからです。
そして更に100日目で考えると150mgとなるわけです。但し、この濃度をmgで表しているのが非常にわかりづらいわけです。
そこでこれを%濃度におきかえてみると、1mgは0.1%、10mgは1%、さらに100mgは10%とになります。ここでワインのラベルの裏を思い出してみてください。一般的な赤ワインであれば13%~15%という表示になっています。
これを先ほどの、100日目で考えた場合150mgですから、15%になるのです。何も対策せず毎日シャワーからでる水道水を、頭皮の毛穴に当てていれば、このようにワイン並みに濃い残留塩素を吸収させていると言っても過言ではありません。
事実、人間は皮膚から吸収できる機能を備えています。とは言え、もちろんただ吸収するだけではなくて、有害物質から身を守る機能も備えています。
ただそのバリアも完璧ではありません。タンパク質や細胞を破壊していくほどの酸化力を持つ、残留塩素ですから次第に頭皮は荒れていきます。そうすると、必然的に深く浸透することが可能なのです。
あなたは枯れた畑で植物がすくすくと育つことが想像できますか?


僕にはできません。
枯れた畑から植物を育てる為には、トラクターで畑を耕し、機械でできないところは手で鍬を持ち耕す。そんな手間暇をかけ手入れをして、ようやく育てることができる段階になるわけです。
そしてそれは、頭皮にも同じことが言えるのです。なぜなら、頭皮は髪を育てる土台になっているからです。つまり畑です。そこが枯れていたり荒れていれば、どんなに頑張ったとしても、太くコシがある髪は育たないのです。
それどころか、なにげなく浴びている水道水で、日々枯れていく肥料をまいているとしたら土台は再起不能のなってしまいます。
頭皮の状態で、それを意味することは限りなく細い産毛しか育たないということです。
だからこそ、頭皮環境を整えることが極めて重要なわけです。
その頭皮環境を整えることに優れているものがシャワーヘッドです。なぜなら、シャワーヘッドは完璧といっていいほどに残留塩素を除去し、発がん性物質すらも除去します。
この結果がもたらすのは、シャワーヘッドを使えばシャワーからでる水道水すらも飲めてしまうということです。
それほどのものが頭皮環境を悪くするはずがありません。
それだけではなくシャワーヘッドをつけるだけで、頭皮環境を整えるのに不可欠な常在菌を殺菌しないので、その結果常在菌が保たれ、
- 頭皮の皮脂膜を整える
- 頭皮を弱酸性に保つ
- 塩素の経皮吸収を抑制する
- 皮脂を落としすぎない
- 紫外線に破壊された細胞の再生
- 頭皮が乾燥しない
- 頭の痒みを感じさせない
- 頭皮の臭い対策ができる
- 加齢臭が和らぐ
というメリットを受けることができます。
また、シャワーヘッドから噴き出される細い霧状になった水は、スキンケアもできて、毛穴が開いている感覚がわかり、毛穴の奥深くまで洗うことができるのです。
加えて、アトピー肌にも心強い。アトピー肌は塩素を抑えることで和らぐというのは有名です。
そして髪が育ってくれると、その先は綺麗に美しく保ちたいものです。もちろんシャワーヘッドは、そこに対してのアプローチもしっかりしていて、キューティクルを傷つけない。よって、サラサラした髪やツルツルした髪が維持できるわけです。
ただすべてのシャワーヘッドがそのようなメリットがあるのかと言えば、そのようなわけにはいきません。
シャワーヘッドの選び方


安い物には安いものの良さがあり、高いものには高いものの良さがある。その中間の物にはその物の良さがあるのが商品です。
ただあえて言えば、あまりにも安いものはシャワーヘッドととしての機能を持つのかどうか疑わしいと言わざる終えません。
たとえば、100円ショップで買った包丁と、家具屋で買った包丁では使ったときの切れ味そのものに大きな差があるわけです。
このように安いものであれば、あなたが求める機能を発揮してくれないリスクは高まります。よって先立つ効果を求めていくのであれば、ある程度の値段は覚悟しなければいけないわけです。
そして抑えるべきポイントは知って購入するべきなのです。
その前提として、シャワーヘッドは水圧によってはどうしても良し悪しがあるということです。つまり住んでいる地域、家の構造によって変わってくるのです。
たとえば、ビジネスホテルなどがいい例です。またはワンルームのアパートなどをイメージしてみてください。
このように水圧によっては、シャワーヘッド本来の性能を活かせない場合もあります。
それを考慮して買うことはとても重要なことです。もし、不安があるのであれば保証制度が付いている物を選ぶことです。
次におさえておきたいポイントは、シャワーヘッドの種類です。基本的には3種類です。
・活性炭
ろ材が使われていて、カートリッジの寿命が長いのが特徴。使い続けるうちに塩素除去率が落ちてくるので注意が必要です。
・亜硫酸カルシウム
化学的に非常に安定した物質です。残留塩素との反応性が高く、ヨーロッパでは古くから食品添加物として使用されています。亜硫酸イオンを水に溶解しながら反応速度が速いので、たくさんお湯を出しても除去率が下がりにくいことが特徴です。
・ビタミンC
溶液や粉末、タブレット状などいろんなタイプがありますが、通水すると高い確率で塩素を除去できるのが特徴です。
そして最後に、塩素除去と水道水の「切替機能」はあった方が良いということです。なぜなら、お風呂掃除で無駄なフィルターの消耗を防ぐためで、逆ないとそれだけ交換が必要となりコストがかかります。
まとめ
確かに水道水の塩素濃度は低い基準値にされています。水道水をそのまま飲んだとしても、身体に影響がないレベルとされています。これほど低い塩素濃度の基準値で管理されているからこそ、日本の水道水は安全だといわれているのです。
ただその塩素にも強力な酸化力があります。このとてつもない酸化力があるからこそ、鳥や動物などの糞便によって汚染されている水を消毒し、水道水として使うことができるのです。
そのため、水道水として供給する為には微生物や雑菌から汚染されないためにも、塩素を完全に除去することはできません。もし汚染されてしまえば、下痢、コレラ、赤痢、腸チフス、ポリオなどの病気を感染させる可能性があるからです。
だからこそ、残留塩素が残っているわけですが、先ほどもお伝えたした通り残留塩素は強力な酸化力を持っています。たとえ身体には影響がないと言われていても、それはあくまでも水道水を飲んだうえでのことです。
胃や腸には優秀な細胞がたくさんいますから、すぐ対応し処理することができます。
しかし、頭皮にはそこまでの機能が備わっていません。なぜなら、臓器と頭皮では生命維持の優先順位が違うからです。
そんなところへ、ワインと同等の濃度を持つ残留塩素を毎日あびれていれば、毛穴から髪をすくすく育てることは限りなく低くなるわです。なぜなら、残留塩素の性質はタンパク質や細胞を強力な酸化力で壊してしまうからです。
今回は、塩素の本当の真相についてお伝えしてきました。頭皮環境がいかに重要なのかをあなた自身が一番わかっているはずですから………
ぜひ、参考にしみてください。
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