薄毛対策で男性は育毛剤を今はまだ買わないでください!

うすオレ

どうも、うすオレです。

ある日、知人や友人、恋人や職場の同僚と雑談をしていた。突然、もし薄毛になったらどうする?という会話になった。

あなたは、最近抜け毛が多いような気がするかもしれないと相談したところ「ちょっとそれ、ヤバイんじゃない、育毛剤を使って薄毛対策をした方がいいんじゃないの?」と言われ、育毛剤を買おうと思ったことはないだろうか?

だが、あなたがやるべきことは、目についた育毛剤を今すぐ買うことじゃない

それにあなたは急に育毛剤を使った方がいいと言われても、本当に役立つ物なのかと疑っているのではないだろうか?もし、薄毛対策に役立つ物であるなら、失敗しない育毛剤を選びたいと思っているのではないだろうか?

その思考は正しいのだがまだ不完全である

27歳で、ハゲてしまった頃のうすオレは、育毛剤という概念を知らなかった。ゆえに、育毛剤を使用するものの何の変化も感じられず、役に立たない商品であると決め付けていた。

だが、薄毛に関する知識を学んでいく内に、育毛剤の本当の使い方を知り、自らも育毛剤の効果を体験することとなった。

あなただけに合う育毛剤を選び、今すぐ薄毛対策を始めよう。

目次

薄毛対策で男性が育毛剤を使う前の真実

育毛剤の根本的な考え方は、薄毛改善に役立つものではなくて、薄毛対策に役立つものであり、対策以外のことは育毛剤では一切できないということだ。つまり、改善は悪いところを改めてよくするという考え方。この場合だと、髪がスカスカになり、頭皮の地肌が丸見えの状態から髪を生やすということになる。

一方の対策は、事態の成り行きに応じてとる処理手段という考え方。つまり、頭皮の地肌は見えていないが、髪を洗っている時に抜け毛が多くなったり、枕元で抜け毛が頻繁に目につくようになるという事態に対して処置をとるという行為になる。

これから分かることは、育毛剤を薄毛対策として使える男性は、軽度の抜け毛の違和感を持つ人、予防目的の人、髪を育てたい人に限定されるということだ。これが育毛剤の価値であり存在理由そのものである。

この認識を、育毛剤を使うあなたは間違ってはいけない。

 

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薄毛対策で男性が育毛剤を使う時に迷わない戦略

化粧品・医薬部外品・医薬品の指定分けを簡単に説明すると下記のようになる。

 

医薬品

 

・病気の治療を目的としている

・効果副作用に関する厳密な臨床試験のデータが必要

・医薬品的な効果を謳っても良い

・特徴⇒高い効果と副作用のリスク


 

医薬部外品

 

・病気の予防を目的としている

・含有成分が厚生労働省に認可されている製品

・効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されている

・副作用のリスクがある成分を製品に表示することが義務付けられている

・効果効能や副作用に関する簡単なエビデンスが必要

・医薬品的な効果を謳ってはいけない

・特徴⇒効果・効能に有効な成分が一定の濃度で配合されている


 

化粧品

 

・特にエビデンスは必要ない

・治療や予防の効果効能を謳うことは出来ない

・医薬部外品のように含有成分の効果は認可されていない

・各メーカーが有効だと思う成分を自由な含有量で製品化することができる

・特徴⇒成分や含有量の自由さがある


 

と建前上はこうなる。

これを期待出来る順で表すと、医薬品>医薬部外品>化粧品となる。

厚生労働省は、効果の高いものを医薬品、効果の緩やかなものを医薬部外品として分けている。つまり、「医薬品」以上に効果のある「医薬部外品」や「化粧品」は存在しないということになる。

だが、現代では化粧品と医薬部外品の間には、この理屈はあてはまらない。特に育毛剤に対しては尚更のことである。そこで、先ほど説明した化粧品と医薬部外品の特徴を思い出してみよう。

 

医薬部外品の特徴

 

・効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されている。

 

化粧品の特徴

 

・成分や含有量の自由さがある。

 

という内容だった。

そしてここが、現代の育毛剤を選ぶ時の重要なポイントとなる。というのも、医薬部外品は効果効能に有効な成分が配合されているが、あくまでも一定の濃度(量)しか配合されていないということで、厚生労働省により成分の配合量が決められている。

それに対して、化粧品は成分や含有量の基準はメーカーの自由となる。つまり、メーカーが有効だと思う成分は、自由に配合量を決め製品化することができるということになる。

そんなことを、急に言われても、厚生労働省が認めていない成分では、信頼性に欠けてしまうと、あなたは思ったかもしれない。

確かに、あなたの考えは間違ってはいない。

一切、データを公表していない育毛剤に関しては、信頼ができないと言わざる得ないだろう。だが、堂々とデータを公表しているものに関してはどうだろうか?少なくとも、うすオレはデータを公開している物には、一定以上信頼が出来ると考えている。

というのも、薄毛対策で育毛剤を使うときは、何よりエビデンスが大事になる。医薬部外品の育毛剤では簡単なエビデンスが必要とされているが、化粧品の育毛剤はエビデンスが証明されていないということではない。

化粧品の育毛剤は時代の変化により、明らかに信頼性が高いものが出てきている。医薬部外品として、認可すらされていないからっと言って、化粧品の育毛剤に期待ができない、という考えは方は時代にそぐわないと思っていいだろう。

では、次の見出しで、化粧品に使われている育毛成分でも十分に、薄毛対策に役立つことが確認されていることを伝えていくとしよう。

 

薄毛対策で化粧品の育毛剤は男性の味方になるのか?

まず、育毛剤という名称は医薬部外品のみ許されたものである。化粧品で育毛剤として販売されているものは、正確にいうとスカルプエッセンスという名称になる。スカルプエッセンスだと読み進めていく中で混乱するかもしれない。ここでは、化粧品の育毛剤として話を進めていく。

さっそくだが、結論を伝えると化粧品の育毛剤でもエビデンスがしっかりしているものであれば、医薬部外品と同等、もしくはそれ以上の信頼性がある。これから、薄毛対策を始める男性にとって心強い味方になることだろう。

では、なぜ厚生労働省にも認可されていない化粧品の成分が、薄毛対策に役立つのかを読み解いていくために、育毛剤業界で近年注目されている成長因子系の、キャピキシルを取り上げていくとしよう。

 

キャピキシル

 

カナダのルーカスマイヤーコスメティックスが開発した成分。

アセチルテトラペプチド3と、ビオカニンAが豊富なレッドクローバー抽出物を組み合わせたもの。ビオカニンAとは、レッドクローバーに含まれるイソフラボンのこと。特徴として、大豆イソフラボンよりも、体内に吸収されやすいことから組みわせたと推測できる。

この二つをブレンドしたものがキャピキシルだ。

※キャピキシルの臨床データ日本語訳した完全版PDF

では、簡易版の画像を元にして、どのような実験を行ったのかを伝えていく。

 

実験では、AGAを発症している30人を対象にした(平均年齢46歳)

そのうち15人にはキャピキシルを、残りの15人に偽薬を使用した。

1日1回、夜にそれぞれ20滴を、4ヶ月間使用。

4ヶ月後、使用前と頭髪の状態を比較。

という内容になっている。

 

計測法

 

毛髪の増減の計測方法には、TrichoScanという画像診断装置を使用している。

髪の増減の計測方法についてだが、髪の一部を剃って、その直後にスキャンし、さらに3日置いてからスキャンしている。

これによって、3日間に伸びた毛と伸びていない毛が分かる。

つまり、伸びた毛を成長期の毛髪とし、伸びていない毛を休止期の毛髪としているということで、キャピキシル使用後にどう変化したかを見ることで、キャピキシルの効果がわかるとしている。

 

使用前後の画像の比較

 

この画像からも分かるように、髪の密度が違うことが確認できる。

また、この研究の完全版ではキャピキシルを使用することで、成長期の髪が13%増加し、抜け毛が29%減少したと報告されている。この実験結果からキャピキシルには、発毛を促す効果と抜け毛を抑制する効果があることがわかった。内容を確認したいなら完全版PDFを見てほしい。

※完全版PDF

 

薄毛対策で男性に役立つ育毛剤は医薬部外品か化粧品か?

薄毛対策で、あなたが育毛剤を選ぶ時に意識しなければいけないことは、常に科学的根拠のあるものを信じるということだ。つまり、エビデンスが非常に重要になる。なぜなら、男性がなぜ薄毛になるのかは、科学の分野で研究されわかりつつあるからだ。

そして、開発された育毛剤が臨床データを公開しているなら、医薬部外品・化粧品問わず信頼性が高いと言える。

とは言え、医薬部外品の育毛剤の臨床データは、公開されていないことが多いのも実情だ。だが、データが公開されていないからといって、薄毛対策に役立たない物と決めつけてしまうことは避けたいところだ。

というのも、医薬部外品の育毛剤は厚生労働省が認可したもので、認可されるということは、薄毛対策に役立つ成分が配合されていることになる。ただ、ポイントとして覚えておくことは、ある一定の量の成分しか配合されていないということだ。つまり、成分量に関しては厚生労働省もしくは、育毛剤を作ったメーカーしか分からないということだ。

そして、もう一点覚えておきたいことがある。

医薬部外品の育毛剤は、天然成分を配合しているものが多い。だが、天然成分が配合されているからといって、必ずしもその天然成分が、科学的な根拠があるとは限らないということだ。つまり、天然成分と科学的根拠に基づいた成分は、別ものとして考える必要がある。

今回の、キャピキシルがいい例だろう。キャピキシルは、アセチルテトラペプチド3とレッドクローバーをかけあわせたもので天然成分ではないからだ。

一方で、化粧品の場合は、厚生労働省に認可されていない成分だ。もしかすると、あなたは心配になるかもしれない。だが、薄毛対策に効果のある成分が確認されていることは上記で説明した通りだ。

では、なぜ化粧品の育毛剤の成分が、効果があるのにもかかわらず認可されていないのだろうか?

1つ目は、現状の法律だと化粧品は効果効能を謳うことができないこと。そして、2つ目は成長因子系の成分は、次々と新しい成分が発見されたり、開発されたりして、厚生労働省の指定が追いついてないことが考えられる。

繰り返しになるが、認可されていないからっといって化粧品の育毛剤が、薄毛対策に役立ったないということではない。むしろ、成長因子という成分が発見されたり、開発されているおかげで化粧品の育毛剤は、著しく進化を遂げている物だと言える。

さて、あなたはもう気づいているはずだ。薄毛対策として育毛剤を使うときには、医薬部外品の育毛剤も化粧品の育毛剤も、エビデンスベースで判断することが重要で、その根拠が強ければ強いほど信頼できるものだと。

悪い見方をすると、天然成分も科学成分も、根拠がハッキリしていない物は、薄毛対策に役立つことは限りなく低いと思っていいだろう。

 

まとめ

薄毛対策に、役立つ育毛剤の選び方と育毛剤を使う時の重要性について伝えてきた。薄毛に関する知識がまるでなかった頃のうすオレは、育毛剤を改善目的で使っていた。そして、髪に変化がないことを理由にして育毛剤に対して嫌悪感を抱いた経験がある。でも、それは大きな間違いだったと今なら言える。

育毛剤を正しく理解し使いこなすということは、薄毛を改善させる目的で使うのではなく、対策として使う、という理解が重要になる。これまでは、育毛剤と言えば医薬部外品だという風習があったが、昨今では化粧品の育毛剤も、十分に信頼性がある物と進化を遂げている。育毛剤を選ぶときに注意することは主に3つ。

・医薬部外品も化粧品の育毛剤もエビデンスベースで判断

・天然成分が必ずしも科学的根拠を証明しているものではない

・成長因子系の成分は信頼性が高い

そしてなにより大切なことだが、育毛剤は決して感で選んではいけない。

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この記事を書いた人

27歳でAGAを発症する。日々ひたすら悩むことしかできなかったがある人物の一言で薄毛治療を開始。AGAクリニック3社・大手育毛サロン1社を経験。その経験を活かし、薄毛改善方法や薄毛との向き合い方を書いている。

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