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ヘアサイクルの仕組みとは?
人の髪の毛というのは、2~6年のサイクルで生え替わっています。これを、毛周期=ヘアサイクルと言います。
髪の毛は1日に0.3~0.4ミリ伸び、約1ヶ月で1cm前後伸びると言われています。そして、ヘアサイクを噛み砕いていくと次のような図になります。

・成長期2~6年
・退行期2週間~3週間
・休止期3ヶ月~4ヶ月
と、このようにヘアサイクルは3段階に分かれているんです。
そして、髪の毛の本数は、すでに生まれたときから人それぞれ決まっています。つまり、毛根の数が決まっているということです。
ところが、薄毛やAGA=になった人は、このヘアサイクルが乱れることで頭皮の地肌が目立ってしまっているんですね。
ヘアサイクルが乱れることがなければ、薄毛は目立たないと言っても過言ではありません。
ヘアサイクルはどこで乱れる?
正常モードで回っている髪の毛は、2~6年とヘアサイクルの中で最も長い期間の「成長期」で育っています。
これが、AGAになると、本来2~6年と成長していなければならい成長期間が、“約3ヶ月~1年”となってしまいます。

ということは、成長期間が極端に短くなります。
髪の毛には一本一本に寿命があり、通常なら最長で6年育つということになりますが、AGAを発症すると、最長で約1年、最短で約3ヶ月ということになってしまいます。
つまり、へサイクルの乱れは成長期間段階で起こっているということです。たとえとして、AGAを紹介して説明しましたが、薄毛で悩む人のほとんどが、ヘアサイクルに何かしらの乱れが生じていると想ってもいいでしょう。
そして、AGAは進行性ですから進行がドンドン加速していくと、髪の毛がだんだんと細くなり、よくみないとわからないほどの、産毛になってしまいます。
つまり、“もの凄いスピードで生え替わっている”ということです。
すぐにヘアサイクルは消滅しない
■単なる薄毛の場合
単なる薄毛の場合は、髪の毛の心臓部となる、毛乳頭と毛母細胞が、大ダメージを負っているわけではないので、ヘアサイクルが完全に乱れているわけではありません。
この程度のヘアサイクルの乱れなら、正常モードに治すためには、生活習慣と頭皮ケアを行うことで元の状態にもどすことができます。
■AGAの場合
AGAの場合は、大変です。心臓部の毛乳頭と毛母細胞両方に大ダメージを受けてしまっています。
この状態は完全にヘアサイクルが乱れてしまっています。これは上記で説明した約3ヶ月~1年の状態になってしまっているということです。
AGAを発症してしまうと、正常モードに治すためには、生活習慣と頭皮ケアだけでは元にもどすことができません。
「単なる薄毛だと思っていたのにAGAだった!!」
「AGAだから、もう髪の毛を生やすことは無理!」
と思わないで安心してください。先ほどから何度もお伝えしているように、ヘアサイクルはすぐに消滅しませんし、
AGAで乱れたヘアサイクルを安定させる、アイテムが、「AGA治療薬」なんですね。
つまり、“ヘアサイクルが機能しているかぎり髪を生やすことはできるということです。”
人のヘアサイクルの回数は約15回
生涯で髪のヘアサイクルは、約15回程度であることがわかっています。

これを、簡単に計算すると、成長期の髪の毛が6年で生え替わったとして、6×15=90なので、90歳までフサフサということになります。
ところが、AGAになると成長期の髪の毛が、最長でも約1年なので、1×15=15年なんですが、AGAは人により発症する時期が異なるので、若くして回数を使い切ってしまう人や、40代で使い切ってしまう人という具合に、バラ付きがでてきます。
(※ヘアサイクルを使いきるには個人差がある)
また、もう1つAGAの特徴をあげると、一般的には「思春期以降の男性がターゲット」になるということです。
このように、AGAを発症してしまうと、約15回分のヘアサイクルをものすごいスピードで使い切ってしまいます。
ヘアサイクルの回数を使い切ってしまった状態を“毛根が消滅”したといいます。毛穴から産毛も生えてこない状態です。わかりやすくたとえるなら、自然なスキンヘッドの状態から髪は生えてこないということです。
あくまでも、自然な意味でのスキンヘッドですからね。ヘアサイクルが機能しているのに意図的でスキンヘッドにしている方達は入らないので注意してください(:苦笑)
では、最後にもう少しヘアサイクルの特徴を説明して終わりたいと思います。興味のある方は、このまま読んでみてください。
ヘアサイクルの詳細
<成長期>
髪の毛、全体の90%が成長期です。髪の毛は、1日約100本ぐらい抜けると言われますが、成長期が通常モードで活動していると、もうすでに次の髪の毛が生えてきています。
これは、毛母細胞が盛んに分裂を繰り返している証拠なんですね。髪の毛の色や太さなどはこの成長期で決定します。
<退行期>
退行期はヘアサイクルでいうと第二段階です。退行期は、成長期の逆で毛母細胞の分裂が急激に衰えてきます。
髪が抜ける準備段階に入る時期です。退行期は、2週間~3週間という期間で活動していて、髪の毛全体の約1%を占めています。
<休止期>
最後に休止期です。期間は約3ヶ月~4ヶ月です。この時期に一旦、毛母細胞の分裂が完全にとまり髪の伸びる長さがもとまります。
そして、古い成長しきった髪の毛は休止期で抜けてしまいます。すぐに成長期へと活動を始めるのが、通常のヘアサイクルの仕組みです。
いかがだったでしょうか。ヘアサイクルを理解することで、薄毛・AGAの不安が軽減したのではないでしょうか。
まずは正しい知識をつけた上で、適切な対処をすることで、たとえそれが、薄毛という悩みであっても克服することができます。
ぜひ、薄毛改善を諦めないでくださいね。
・
このヘアサイクルがあるおかげで、世の男性、女性は髪型という、オシャレを楽しむことができるわけです。そして、大半の人が、髪を伸ばしたとしても、“せいぜい1メートルぐらいで止めてしまう、もしくは、とまる”と言われています。
あくまでも、次の一例は僕の見解になりますが………
たとえば、「最も長い髪の毛を持つティーンエイジャーとして、ギネス世界記録タイトルを持つ、インド出身の16歳の少女、ニランシ・パテルさんは、6歳の頃、美容院での悪い経験がきっかけが原因で髪を伸ばし始めたそうです。
彼女言葉によると、「ひどい髪型になったの。本当にひどかった。だからもう髪を切らないって決めたんです。」
僕は、この素晴らしい記録打ち立てた結果、また、挑戦できた事実には、 “完全なる決意”を持っておられた人、なんだなと強く僕自身、刺激を受けました。
ニランシ・パテルさんの動画を見たい方はこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=SJzKDH5IBmQ&feature=youtu.be
そして、これもあくまで、僕個人の見解になりますが、特殊体質系なら中国のXie Qiupingさんという女性で5.6メートルやベトナムのTran Van Hayさんの6.8メートルという人達の髪の長さがよい例ではないかと思っています。
もはや、僕みたいな凡人の感覚では、5.6メートルや6.8メートルという領域は計り知れないものがあります。これを特殊体質と言わずして、なんと表現したらよいのか。
読者の方々はどのような考えをお持ちでしょうか?(笑)
余談ですが、記事を書くにあたって調べたところによると、インドの60歳のSavjibhai Rathwaさんという方が、髪の長さが18.9メートルにもなったとして2016年6月にギネス世界記録に認定の申請を行なっていたそうです。
興味がある方はこちらから↓↓↓
中国のXie Qiupingさんhttps://alchetron.com/Xie-Qiuping
ベトナムのTran Van Hayさんhttps://gigazine.net/news/20100226_world_longest_hair_man_dies
インドの60歳Savjibhai Rathwaさんhttps://news.livedoor.com/article/detail/11605067/
このように、世界には信じられないぐらい髪を伸ばしている人もいるんですね~。
しかし、このような人達でさえ、ヘアサイクルが機能していないと薄毛になります。それほどヘアサイクルの仕組みは髪にとっては重要なんですね。
僕らは薄毛という症状に絶対負けない!!これからも、一緒に頑張っていきましょう。
では、今回の記事をまとめます。
ヘアサイクルの仕組みまとめ
・ヘアサイクルは3段階に分かれている ・成長期2~6年 ・退行期2週間~3週間 ・休止期3ヶ月~4ヶ月 ・ヘアサイクルの乱れは成長期が原因 ・すぐにヘアサイクルは消滅しない ・人のヘアサイクルの回数は約15回(※個人差あり) ・ヘアサイクルが機能している限り薄毛は高い確率で改善できる ということでした。