
薄毛の改善で食事管理は重要だなと思ってはいるものの、何をどうすればいいか迷ってしまう。
その結果、具体的な方法がわからず、いつもの食事で済ましてしまう。
もう少し薄毛改善に必要な食事管理の方法がわかればいいなと思ったことはないだろうか?
じつは人間には2つのエネルギー回路がある。薄毛で悩む人は糖質エネルギーばかりに頼りすぎ、もう一つのエネルギー回路をしらない人が多い。
これを知ってしまえば、薄毛の食事管理に活かすことができるようになる。
人の歴史を考えてみれば食料があふれる時代はなかった。日本人は昔からお米を食べていたということは嘘だをわかってきている。
そして僕自身、糖質制限をしたことにより薄毛改善が向上した。
そこで、今回の記事では、人が持つもう一つのエネルギー回路の作り方を紹介したい。
ぜひあなたの薄毛改善に役立ててほしい。
糖質の概念を多くの人が知らない真実


そもそも糖質とは栄養素の名称だ。三大栄養のうち炭水化物の一部であり、糖類+多糖類できたものを指す。
つまり、糖質=糖類+多糖類ということだ。では、もう少し糖類と多糖類を詳しく説明していきたい。
糖類の組み合わせは、単糖類+二糖類ということになる。単糖類は、これ以上分解できない糖のことをいい、グルコースやフルクコースなどが単糖類にあたる。
食材でいえば、はちみつ、果実などである。この単糖類の組み合わせで、二糖類や多糖類ができる。つまり、単糖類はその他の土台となるものだ。
二糖類は単糖が2つ結合したものになる。麦芽糖(マルトース)ショ糖(スクロース)などがある。代表的なものといえば砂糖だ。
多糖類は単糖が大量に結合したものになる。デンプン、セルロース、グリコーゲンなどがある。食材でいえば、穀類、いも類、牡蠣などである。
これらが糖質の正体だ。
さて、糖質制限と聞くと何を想いつくだろうか?おそらく、ほとんどの人は、炭水化物を制限しようと思うかもしれない。
しかし、炭水化物は糖質ではない。
炭水化物をガチで知ってますか


炭水化物と言った場合、糖質と食物繊維の両方が含まれているということだ。この食物繊維が含まれていることが重要であり、食物繊維が含まれていない場合は炭水化物ではなく糖質ということになる。
また、炭水化物とは白米やパン、うどんなどに限らず野菜や果実にも含まれているものなのだ。なぜなら、炭水化物は糖質+食物繊維からできたものだということだからだ。
さて、スーパーなどで食品に含まれる糖質の量を知りた場合があるかもしれない。そんな時は、表示されている炭水化物の量から食物繊維の量を引いてあげればいい。
例えば、食品表示で炭水化物40gと書いてある場合、 糖質と食物繊維が合わせて40g含まれているという意味になる。
つまりこの場合の糖質の量を知るには、炭水化物ー食物繊維=糖質ということだ。
ただし、食物繊維の量は書いていないこともあるので覚えておこう。
薄毛を改善していく中でも、食事管理は切り離したくても切れないものだ。糖質と炭水化物の違いを知っているだけで、かなり役に立つはずだ。
制限すべき糖質の食べ物


白米、パン、そば、うどん、小麦粉、コンフレークなどの食材は基本的に制限したほうがいいだろう。まず、これらの食材を制限なしに食べていれば、薄毛の改善に役立てるエネルギーを引き出すことができない。
加えて、これらの食材は糖質と同等な扱いになる。
先ほど糖質と炭水化物の違いについて説明した。それをしっかり読んだ人は違和感を感じたかもしれない。その違和感の正体は、炭水化物の定義は糖質+食物繊維だったからだ。
白米やパンなどは食物繊維が含まれているはずだ。それなのに糖質と同等の扱いになるとは、一体どいうことなのかと・・・
この違和感を察知したあなたはかなりの洞察力だ。
しかし、これらの食材は精製されたものであり、精製された物には食物繊維がほとんど含まれていないという特徴がある。
たとえば、白米100gあたりの食物繊維は約0.5gであり、糖質は約38gにもなる。食パンだと100gあたりの食物繊維は2.0gであり糖質は約55gだ。
一方で精製されていない玄米や全粒粉パンはどうだろうか?
玄米の食物繊維は100gあたり約3gであり、糖質は約34.2gだ。一般的な玄米であれば食物繊維は白米の約6倍となる。全粒粉パンであれば食物繊維は約4.5gで糖質40.5gとなる。
ただし、これらの数値はメーカーや製品によって変わってくることもある。一つの基準として覚えていてほしい。
さて、この結果を知ってあたなは食物繊維の量は確かに変わるけど、糖質の量は対して変わっていない。
なのに、精製された物が糖質と同等の扱いになるとはどういうことなのかと思ったかもしれない。
しかし、両者の決定的な違いは血糖値の上昇にある。精製された物は血糖値を急激に上昇させるが、精製されていない物は血糖値の上昇が緩やかなのだ。
そして糖質は血糖値の上昇を急激に上げる代物だ。つまり、精製された物と糖質は同じ性質を持つということだ。血糖値の急上昇は薄毛の状態にもよくない。
とはいえ、精製された物までとはいかないが、玄米であっても血糖値の上昇は免れない。
したがって朝食は野菜+タンパク質が好ましい。
糖質制限をする理由


体の中ではエネルギーとして替わる順番、使われる順番が決まっている。その順番が糖質、脂質、タンパク質だ。この順番が変更されることはない。
なぜなら、人間が生命を維持する為には糖質が不可欠であり、加えてエネルギーに替わるスピードが脂質、タンパク質に比べて圧倒的に速いからだ。
たとえば、将棋の棋士の対局で休憩中に甘い物を食べる棋士がいる。対局中のプロ棋士ともなれば脳の活動が尋常ではない。
長時間も頭の中で遥か先の手を思考している。そのような状態はエネルギーの減少が激しい。
すぐにエネルギーを補給し思考を続けなければいけない状態にある。そこで糖質を補給するというわけだ。
なぜなら、脳は“ブドウ糖もエネルギー”として使うことができ、瞬時にエネルギーを作り出すには糖質が非常に効率がいいからだ。
また、人間が生命活動をおこなう上でブドウ糖が必ず必要になる。そしてブドウ糖は糖質からしか作ることができない。
しかし、糖質を食べすぎると人間が持つ、もう一つのエネルギーをうまく使うことができなくなってしまう。
そして現代はあらゆる物から糖質を食べることが可能だ。つまり、意識していなければ必要以上に体が糖質を求めてしまう状態になる。
そのような状態を糖質中毒症状という。そして多くの人がこの状態にあると言っても過言ではないだろう。
先ほど伝えた通り、今の時代はあらゆるもから糖質を食べることができるからだ。
それにこの状態の人は、そう簡単にもう一つのエネルギーを作ることができない。なぜなら、人間は糖質を二段構えで体の中に蓄えておくことができるからだ。
つまり、体は栄養を蓄えておける貯蔵機能を備えているということだ。たとえば、食べる物がない砂漠にいたとしても、水さえ飲むことができれば、人間はある程度の期間生き抜くことができるのである。
人間は水さえ飲むことができれば、1週間以上生きることができるということを、あなも一度は聞いたことがあるかもしれない。これは貯蔵機能があるから可能なのだ。
その貯蔵機能の役割をしているのが、グリコーゲンと中性脂肪になる。どちらも体の中で余った糖質から作られている。
また、このグリコーゲンと中性脂肪は糖質を補給し続けている限りなくなることはない。そして、もう一つのエネルギーをうまく使う為には、一度体内で余っているグリコーゲンと中性脂肪を使い切る必要がある。
なお、もう一つのエネルギーとは脂質エンジンから作られるエネルギーのことで、一般的にケトン体エネルギーと言われている。
このエネルギーを使う為に、糖質制限が必要になってくるというわけだ。
では、どんな糖質制限をしたらいいのだろうか。
糖質制限の主な種類


糖質制限には3種類ある。・スーパー糖質制限・スタンダード糖質制限・プチ糖質制限だ。では、それぞれの糖質制限の特徴を伝えていく。
スーパー糖質制限
1日3食とも糖質を制限して主食をとらない。1日の糖質量を毎食20g以下、合計60g以下にする。
スタンダード糖質制限
3食のうち2食の糖質を制限して、1食だけ玄米などの精製されていない主食をとる。スーパー糖質制限に比べて継続しやすい人が多い。
プチ糖質制限
3食のうち1食だけを糖質をとらない。
以上の3つになる。もうご存知かもしれないが、もっとも厳しい糖質制限はスーパー糖質制限になる。この3つのどれを取り入れるかは、今までのあなたの食習慣に左右される。
なぜなら、グリコーゲンと中性脂肪では糖質の使われ方が異なるからだ。実は人体に蓄えられているグリコーゲンは、糖質を取り入れなければどんな人であっても、わずか数日で使われてしまい空っぽにすることができる。
一方で中性脂肪はそういう訳にはいかない。
というのも、中性脂肪は個人差により蓄えられている量が違うからだ。したがって先ほど伝えた通り、3つの糖質制限のどれを選ぶかは個人差に左右されるということだ。
とはいえ、糖質制限の目安となる期間がわからないと困る人もいるだろう。そこで期間は最低でも3ヶ月間を目標にすることを推奨する。人間の体は3ヶ月〜4ヶ月間で体質が替わると言われている。
勿論、個人差の体質や体型が関係してくることは忘れてはいけない。
薄毛の改善に役立つエネルギー


実は人間の体は糖質を燃料にする糖質エンジンと、脂質を燃料にする脂質エンジンの2つがあるのだが、メインとなるのは脂質エンジンになる。
というのも、農耕が始まる前のヒトの食生活は好き放題に糖質を摂取することはできなかった。
糖質の摂取量が増えたのは農耕が定着してからだ。つまり、農耕前の人類の食生活は、動物の肉・小動物・魚貝類・昆虫・野菜・薬草・キノコ・海藻などが食料となっていた。
勿論、これらにも糖質は含まれてはいるが、その量はごく僅かなものでメインエンジンとして使えるものではない。
そして使うこともできない。なぜなら、この時代の人類は厳しい冬に直面したり、食料不足になることが日常的だったからだ。
そんな環境に備えて、糖質は体の中に蓄えおく必要があったのだ。よって、必然的に脂質がメインエンジンとなるしかなかった。
ではここで、とても興味深い記述を紹介したい。
イギリスのヒューマン・ニュートリションという栄養学に関して英国で、最も権威ある栄養学の本がある。944ページに及ぶに大著で、第10版を重ねている人間栄養学の名著なのだ。


この本の75ページに、
「現代の食事では、・・・・・デンプンや遊離糖に由来する「利用されやすいブドウ糖」を大量に摂取するようになっている。
このような食事内容は血糖およびインスリン値の定期的な上昇をもたらし、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化等、多くの点で健康に有害であることが強く指摘されている。
農業の発明以来、ヒトは穀物をベースとした食物を摂取するようになったが、進化に要する時間の尺度は長く、ヒトの消化管はまだ穀物ベースの食物に適応していない。
ましてや“高度に加工された現代の食物に対して、到底適応しきれてない”のである。」
という記述がある。
つまり、人類の本来の主食は穀物ではないし、まだまだ人類の体は糖質ベースの食物に適応してないと明記しているということだ。
このようにメインエンジは脂質であり、そこから作られる脂質エネルギーを使うことが本来の姿だと言える。
なお、脳のエネルギーも脂質エネルギー(ケトン体)を源として、いくらでも利用するこができる。
加えて、脳のエネルギーの75%を賄うことができアルツハイマー病の予防や治療にも使われている。
脳や神経にもっとも優しいエネルギー源であることが明になりつつあるのだ。
さて、ここまで糖質制限をし、薄毛の改善に役立てていくという事を伝えてきた。しかし、糖質制限に潜む罠もあるので抑えておこう。
無茶な糖質制限に潜む落とし穴


糖質制限をやった時に次のようなことを訴える人みかける。
・低血糖になる
・頭痛に襲われる
・体力が落ちた
などなど。
このようなことがなぜ起こってしまうのか?結論をいえば間違った糖質制限をしているのだ。
それがいつもの食事から、糖質をカットしただけで食事を終えてしまうことだ。
これが間違った方法の糖質制限である。なぜなら、いつもの食事から糖質をカットしただけだとカロリー不足でエネルギーが足らなくなる。
たとえば、妊娠後期には厚生労働省の食事指導では、カロリーは2750kcal前後の摂取を勧めているのが普通で、これを糖質カットしただけで、1日1050kcalとかになってしまうと、極端なカロリー制限になり体調不良が起こる。
つまり、糖質カットをするだけではいけないということだ。
一方で、正しい糖質制限の方法は糖質をカットした分、野菜+タンパク質+脂質で補う必要がある。
糖質制限はご飯やパンなどの主食は減らすが、間違っても低カロリー食ではなく決して食べる物を減らすわけでないということ。
なぜなら、極端なカロリーを制限すると体をつくるための材料が不足する。その結果、体調不良が起こり薄毛が思うように改善しない。あくまで糖質制限であって、カロリー制限ではないことを覚えておこう。
薄毛の改善に役立てる為にも糖質制限に潜む落とし穴にハマってはいけない。
まとめ
人間にとって糖質は不要なものでないのも事実だ。糖質がなければ身体をうまく機能させることはできない。
ただ現在は、あまりにもバランスが崩れている。周りを見渡せば炭水化物のオンパレードではないだろうか。
それだけではなく、加糖飲料水まみれでもある。
コンビニ、スーパー、ショッピングモールで目につかない日なんてない。
糖質の取りすぎは、老化を促進、体内の酸化を促し、細胞の働きを著しく低下させることは、現在では科学によって証明されている。
記事で詳しく述べているが、本来人類は糖質に適した体ではないのである。
現代人は、もう一つのエネルギーを意図的に制御されていることに気づくべきだと思う。
そして薄毛の改善を高めていくためにも、そのエネルギーを引き出せた方が遥かにいい。
なぜなら、今現在のエネルギーで薄毛の改善がうまくいっていないのであれば、そこが今の限界という解釈にも繋がるからである。
したがって先立つ結果を求めていくのであれば、あなたのそのエネルギー活かしていくべきだろう。
ぜひ、今回の記事を参考にしてほしい。



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